顔汗 漢方|漢方薬による治療が最適なケースとは?

顔汗を漢方薬で改善するメリットって何?

体に不調を感じた場合に、西洋医学の薬よりも漢方薬に頼って治したいという人は意外に多いもの。
その理由は、そもそもの病気に対する考え方の違いにあるようです。

 

症状などから「病気」を治す西洋医学に対して、漢方などの東洋医学では、不調に対して全身の「気・血・水」という3要素のバランスからアプローチし、症状だけではなく体質や体格・年齢なども考慮して体の全体的なバランスを整え「病人」を治すといわれています。

 

漢方薬

 

こうした漢方薬による治療には、次のようなメリットがあるのです。

 

  • 天然成分による生薬を用いるので体にやさしい
  • 漢方は体質を改善して症状の根本原因を取り除くのが目的であるため、一時的な対処ではなく根本的な治療ができる
  • 体質による影響の大きい症状に効果が高い
  • 複数の生薬が調合されているので、ピンポイントに効くというより体調全体が良くなる

 

ゆえに、漢方薬はホルモンバランスや体質に原因があることが多い顔汗には効果的といわれています。

 

但し、自分にピッタリ合う漢方薬でなければ効果は期待できないので、ドラッグストアやネット通販で自己判断で購入するより、きちんと病院を受診し医師の診断を受けてから処方してもらうようにしましょう(#^.^#)

顔汗を含む多汗症に処方される漢方薬とは?

では、具体的にどのような漢方薬が処方されるのでしょうか?

 

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先にも触れたように、漢方薬は天然の有効成分によって体の調子を整え、人体の自然治癒力を引き出すものです。
それだけに治療薬のような即効性はありませんが、血流や自律神経、ホルモンバランスなどを整え体の不調を改善していってくれます

 

顔汗は、ウイルスや細菌などが原因で起こるものではなく、自律神経やホルモンバランスなど体の機能不調で起こるものなので、顔汗の原因にはまさに漢方が効果的ともいえるようですね。

 

実際に処方される漢方薬をみてみると、顔汗の原因から該当するであろうものが処方されます。

 

精神的な原因による顔汗の場合

極度な緊張によって発汗を促す交感神経の働きが活発になり、汗が止まらなくなる精神発汗に対して処方されるのは・・・

 

○紫胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
   緊張を緩和し、気分を安定させる漢方薬
   精神的な緊張を緩めることで顔汗の改善を図ります。

 

○紫胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
   神経症が改善できる漢方薬 
   心身の疲れを取り神経過敏の状態を鎮めることで顔汗の改善を図ります。

 

ホルモンバランスの乱れによる顔汗の場合

女性特有のホルモンバランスの乱れによる場合は・・・

 

○加味逍遙散(かみしょうようさん)
   更年期による発汗異常などに最適な漢方薬
   ホルモンバランスを安定させ、影響を緩和することで顔汗を改善します。

 

○女神散 (にょしんさん)
   女性特有の悩みに効果を発揮する漢方薬
   血行と水の巡りをよくすることで神経系の不調を治し顔汗の改善を図ります。

 

肥満が原因の顔汗の場合

肥満やむくみが原因と思われる顔汗の場合は・・・

 

○防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
   水分の代謝を促す漢方薬 
   肥満気味で体内の水分や熱が過剰になっている状態を緩和し顔汗を改善します。

 

○防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
   水分代謝を促す漢方薬
   体内の水のめぐりを整えることで顔汗の改善を図ります。

 

食生活に原因がある顔汗の場合

問診から食生活の問題点が明らかになった場合に処方される漢方薬は・・・

 

○黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
   主に全身性の多汗症に処方される漢方薬
   体の中が熱いのぼせ気味の症状を緩和してくれます。

 

○茵チン蒿湯(いんちんこうとう)
   内臓など体内にたまった熱を鎮める漢方薬
   体の内側の熱を抑えることで、顔汗の改善を図ります。

顔汗を漢方薬で治療する場合のデメリットにも注意!

但し、漢方薬による治療にもデメリットはあります。

 

  • 即効性がなく効果があらわれるのに時間がかかることが多い
  • 長期治療となるため費用がかさむ場合がある
  • 症状にあった漢方薬を選ばないと効果が全くない
  • アレルギー症状をはじめ、食欲不振、不眠症、口の乾き、めまいといった副作用が起こる場合がある

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そうなんです、漢方薬は体質を改善するものなので、効果が感じられるまでには時間がかかることが多いのです。

 

それでいて、自分にあったものを飲んでいない場合は、いつまでたっても効果があらわれない・・・長く服用した挙句に「違った漢方薬だった」なってことになると大変です(゚д゚)!
きちんと症状にあったものを処方してもらってから服用するようにしましょう。

 

 

また、多くの人が誤解しているのが副作用についてです。
漢方薬であれば副作用はない・・・と考えている人が多いと思いますが、生薬であっても副作用は存在します。

 

ひどい場合はアレルギー症状が出たりしますので、ご注意くださいね(#^.^#)

 

 

※漢方薬でない制汗サプリについては、こちらをご参照ください。