顔汗 手術|最終手段としての治療は胸腔鏡下交感神経節遮断術(ETS)!

気になる顔汗に悩んでいる人は、汗の量も原因も個人差がある為、それぞれの原因と程度に応じた対策をとる必要があります。

 

もしその顔汗が日常生活に支障をきたすほどにまで重度ならば、最終手段としてメスを使った外科手術を行なわなければならないかも知れませんね。。。

 

docter

 

では、その手術とはどのような手術なのでしょうか?
副作用などはあるのでしょうか?

 

顔汗治療の手術は手汗の場合と同じ胸腔鏡下交感神経節遮断術(ETS)

手術によって顔面多汗症の改善を図る場合、主に「胸腔鏡下交感神経節遮断術(ETS)」が用いられます。

 

これは、発汗の指令を伝達している交感神経を切断する内視鏡手術。

 

私たちの体において交感神経は、背骨の左右を上下方向に走っています。
ゆえに、これを胸の当たりの高さで切断すると、手のひらや顔面、首筋、ワキの下の汗が減少するのです。

 

 

◎胸腔鏡下交感神経節遮断術(ETS)
まずワキの下の皮膚に2〜4mmほどの小さな傷をつけ、そこから胸の中に炭酸ガスを送り込んで肺を少し移動させます。
こうすることで、肺の下に隠れていた交感神経を内視鏡で見えるようにし、内視鏡の先についた電気メスを使って交感神経を10mm程度切断します。

 

切断できたら、内視鏡を抜き取ってから炭酸ガスを吸引し、傷を縫合。
両側の交感神経を切断する場合は、反対側のワキの下からも同じ処置を行ないます。

 

実はこの術式は、手汗治療の施術方式でもあります。
これによって止まる汗に顔汗も含まれるため、最終的な顔汗治療としてもこの手術が行われるわけですね。

 

顔汗の手術には気になる副作用が・・・

この胸腔鏡下交感神経節遮断術(EST)は短時間で終わる手術な上に確実性が高く、術後はほぼ完全に顔汗がなくなるといわれています。

 

しかし、この効果の高さの反面、無視できない副作用がほとんどの場合伴うのです(>_<)
その副作用とは・・・

 

  1. 代償性発汗・・・顔汗が止まった分を他の部位で補うという現象
  2. 味覚性発汗・・・辛いものなどを食べたときに起こる発汗
  3. ホルネル現象・・・まぶたが重くなる現象

 

 

特に、代償性発汗はほぼ全員に起こる副作用といわれています。

 

そもそも私たちがかく汗は、体温調節という重要な意味があります。
つまり、体温を下げる必要があるときに汗を分泌し、熱を放出することで生命活動が正常に行なわれるように調節しているわけですね。

 

故に、顔汗が出なくなった分、多に部位で汗をかいて補う必要があり、胸やお腹、背中、お尻、太ももなどからの汗が増えるといわれています。
これが代償性発汗ですね。

 

女性

 

増える汗の量や発生する部位には個人差がありますが、中には代償性発汗のほうが手術前の多汗よりもツラく、手術を受けたことを後悔する人もいるのだとか(>_<)

 

一度切断してしまった神経は元へは戻らないので、こうした手術は熟考の上、慎重に行なわなければなりませんね。

 

 

そんな後悔を生まないためにも、まず片側だけを手術し、汗が多くでる夏の季節を超えた後に代償性発汗に堪えられるかどうか判断してもらい、もう片方も手術するか決める・・・という方法もあるそうです。

 

それくらい慎重に行なった方が良い手術でもありますので、安易に手術に踏み切らないよう、まずは顔汗用制汗剤を試し、どうにも制汗剤では手に負えない・・・となったときに医師に相談して決めるようにして下さいね(#^.^#)

 

 

また、その前に、こちらでご紹介しているボトックス注射もぜひチェックしてみて下さい♪